夏は日本に負けじとカンカンの太陽、しかしエアコンのなかなか無い街パリ・・・。
パリ旅行に来たけど買い物に観光に、歩き回って疲れたし・・・でも楽しい事はしたい!
ついでにパリ郊外まで行く時間はないけど、自然も満喫したい!
そんな時はッ!
涼しい日陰満載の、癒しの遊園地がございます。
・・・昨年6月にリニューアルオープンした、「アクリマタシオン庭園 (Jardin d’Acclimatation)」でございますッ!
アクリマタシオン庭園は、庭園でもあり遊園地でもあるという楽園のような場所。
パリの東側にある、 ブローニュの森の一角にあります。
森の中の遊園地♪♪ 響きが既にサイコーです( ᐢ˙꒳˙ᐢ )
元々、暑さから逃れられるような屋内施設の少ないパリ・・・。
小さいお子さんを連れてお出かけの方は特に、
「暑い日はどこに行こう・・・(;^ω^)」
となりがち。
そんな小さいお子さん連れや、お年寄りの方まで、楽しめ癒される森林の遊園地、アクリマタシオン庭園についてご紹介します。
アクリマタシオン庭園の魅力
2歳児持ちの、森と遊園地大好きな私に言わせてもらうと、魅力しかない遊園地であるアクリマタシオン庭園。
まずはその豊富な魅力をお伝えします!
屋外なのに避暑スポット
これ、何気にパリでは(最)重要ポイント!!
暑いのに、エアコンのついている建物が少ないパリ。
エアコンがないホテルもこちらでは普通です。
そんな時には、木陰で涼みましょう。
日本と違って湿気の少ないパリは、日向はジリジリの暑さでも、日陰に入った途端超快適になります。
と言っても、木陰で涼めて子どもも大人も遊べるところって?
そんな場所はアクリマタシオン庭園くらいしか無いと言っても過言ではないでしょう。
庭園の敷地内に入ると、至る所で水を使っている場所がありますが、特にこのSablonsメイン入り口から伸びる歩道は地面からミストがシュワ~っと出てきてとても気持ち良い♪
晴れた日にはミストに入って服が湿っても、すぐに乾いてしまいます。
広大な敷地の庭園ですが、どこを歩いていても近くに木があるので日陰が多く、またパリの施設にしてはカフェなど座って休めるところも多い。
座るだけなら芝生も掃除が行き届いて綺麗なので、レジャーシートの上で寛いでる人も多かったです。
良い感じのカフェや整備の行き届いた、安全な環境。
これは入場料を払って入る庭園ならではの嬉しい特典ですね♪
48種類のアトラクション
遊園地なので、沢山の乗り物とその他にも森林庭園ならではの様々なアクティビティがあります。
その数なんと48種類!
一日じゃとても全部は出来そうにないですね。
乗り物アトラクション
ジェットコースターなどの乗り物系は、子どもも大人も楽しめるマイルドな絶叫ものが多数。
その他ゴーカートやウォータースライダーなどの定番アトラクションから、日本では見ないようなユニークな乗り物まで。
季節や曜日によって解放されるアクティビティが変わるので、目当てのものがある場合は公式サイトでやってる日を確認してくださいね。
この馬の乗り物はなんか面白くてツボでしたw
ギャロッピングホース( LES CHEVAUX GALOPANTS )というその名の通り、ギャロップしながら進む馬。
身長80cm以上対象で、小さい子は大人と一緒に乗れます。
子どもは大喜びでした(笑)
本物のポニーは怖くて乗れない子でも、これなら大丈夫。(本物のポニーに乗りたい子は、ポニー乗り場があるのでそちらも行きましょう)
家族連れにピッタリな設計
なんと言っても嬉しいのが、殆どの乗り物が4人乗り設計されているところです。
4人家族なら皆一緒に乗れますね~
絶叫マシンとは別に、乳幼児でも付き添いの大人と一緒に乗れる乗り物が割と多いので、沢山遊べます!
そして他の人気遊園地と違って何気にめちゃくちゃ助かるのが、混んでいる日でも大体の乗り物で並ぶ時間が、10分以内という事。
乗り物以外のアトラクション
アスレチックやゲームスタンド、トランポリン・・・・夏はプールも解放されます。
兎に角やる事がいっぱい!
人形劇 (GUIGNOL )は、フランスでは子たち誰もが日常的に見に行くお楽しみ。
年齢制限なしで、水・土・日の3PMと4PMの1日2回公演です。
フランス語がわからなくても、フランスらしいショーを体験したい小さいお子さん連れにおススメです。
おすすめの乗り物
私のおすすめアトラクションは何と言っても 、この美しい小川を流れるボート LA RIVIÈRE ENCHANTÉE 。
これは私的に、かなりの癒されスポットです。遊園地の施設とは思えないくらい緑が美しい小川が再現され(夏だけなのか?)僅か数分の間に日常を忘れる程リラックスできちゃいます。
良い天気も相俟って、木陰とそよ風の気持ち良さと水のせせらぎが楽園を演出しているよう。
数分程度の回遊ですが、出来れば永遠にここで漂流しながら眠ってしまいたい(笑)
素敵な木のトンネルに降り注ぐ、木漏れ日を見ながらゆっくり流れるボート。
動物たちの像が次々と姿を現す中、いきなり右手に現れた本物の孔雀。一瞬像かと思ったからビビる。
一人一回につき乗り物券1枚必要です(乗り物券の買い方は下記のチケットの買い方をお読みください)。
※身長80cm以上対象
Les Sablons入り口を道に沿って進んで行くとメリーゴーランドの向かい辺りの直ぐ目に付くところにあるので、 ここに来たらぜひ乗ってみてくださいね。
自然と動物との触れ合い
アクリマタシオン庭園には、動物園はありません。
しかし、動物園より自然な形で動物たちと触れ合うことができます。
私たちが行った時は、とにかくそこら辺に孔雀がウロウロしていた。
孔雀の求愛ダンス?まで見物できました。(笑)
写真撮り損ねて申し訳ないですが、ポニーやロバ、ラクダに乗って庭園内を散歩することもできます。(乗れる動物は時期によって違うので事前に確認してね)
あのギャロッピングホースに乗ってる途中、ウサギとニワトリのおうちが見えました(笑)
またまた写真撮ってないのですが、その他にもインコなどの鳥が管理されているエリアや、ヤギなどもいる牧場、そして動物の他にも、実際に野菜が取れる畑など(ワークショップなどやっているみたいですが未確認)、自然に触れ合える機会が盛りだくさん。
日本の遊園地や動物園とは違う、自然と動物と人のエリアが綺麗に共存している感じです。
静かな小川沿いの歩道を歩くと、鳥たちの生活が見える。
鳥がいるのでもちろんここら辺に多少の鳥のフンは落ちてますが、レジャーシートを敷いて普通に寛げるレベル。
犬のフンが全く落ちてない芝生をパリで見たのは本当に久しぶり。(笑)
レストラン情報
庭園内には、軽食からビュッフェまで、食べられる場所が沢山。
お店に入らなくても、小さな移動販売車でつまみ食いも出来ます。
天気の良い日には、芝生の上で食べるも良し、ベンチに座って食べるも良し!
公式サイトに載ってるレストラン情報を、以下にまとめています↓
( €予算低め~€€€予算高め)
- La Terrasse du Jardin (€€) フランス料理店 開店時間 10:00-18:00
- La Crêperie d’Eugénie (€) クレープ店 終日開店
- Les Délices de la Rotonde (€) アイスクリーム店 終日開店
- Le Manège Gourmand (€) 菓子店(わたあめ、ワッフル、クレープ、キャンディー類、ソフトクリームなど) 終日開店
- Café Vapeur (€) – カフェ(軽食あり) 終日開店
- Table de Jules Gouffé (€€) イタリアン ビュッフェ 終日開店(予約可)
おすすめの食べ物
レストランじゃないんですが、 Café Vapeur の向かいにあるこのチュロスがおすすめ!
もちもちで美味しいの~( ᐢ˙꒳˙ᐢ )
6個入り3.9ユーロ、12個入り6.9ユーロでコスパも◎。
凄く暑い日に行った時には、ここでフローズンコーラが売っててめっちゃ美味しそうだったんですが
もう売り切れてました~ッ(汗)
子連れ情報
アクリマタシオン庭園には、小さいお子さんが遊べる遊具もたくさん。
入場料を払っている訳ですから、無料の公園のように人が多くて遊具で遊べないという事もありません。
PETIT TRAIN(プチトラン)と呼ばれる庭園内を走る汽車は、行き帰りなどに移動する際乗るのが便利。
客車の先頭に、ベビーカー専用の貨車があるー( ᐢ˙꒳˙ᐢ )かわいいですね
アスレチックは、写真に全部写らないくらい長い。
緑に囲まれてるので、パパママは涼しい木陰に座ってられます(笑)
・・・などなど、ここでご紹介しているのはほんの一部。
イヤイヤ期のお子さんも、大きいお子さんも、きっとお気に入りの場所が見つかることでしょう!
トイレ情報
トイレにはオムツ替え台がありますが、ほんとに台しか無いのでお子さん連れで必要なものは持参してくださいね。
園内マップ
チケットを買うところで園内マップがもらえますが、こちらからダウンロードも出来ます。
アクリマタシオン庭園の行き方
パリ中心地からの行き方:
- メトロ1号線でLes Sablons(レ・サブロン)駅まで行きます。
- 2番出口を出ます。
- Rue d’Orléans(オルレアン通り)に出て真っすぐ150メートル程歩くと、庭園入り口に着きます。
住所: Bois de Boulogne, 75116 Paris
開園時間: 10:00-20:00
入場は19:00まで。
おすすめの廻り方
行きは上記の行き方で、Les Sablonsメイン入り口から入園チケットを購入して入場する。
園内で遊んだ後、 帰りはLes Sablons入り口近くのプチトラン乗り場からプチトラン(豆汽車)に乗り、
Porte Maillot(ポルト・マイヨ)駅で降りてそこで退園、駅からメトロに乗って帰る。
・・・という流れがおススメです♪
※Porte Maillot駅からチケット購入・入園もできます。
入園チケットの買い方
チケットは事前に公式ウェブサイトから買うか、入場時に窓口または自動券売機で買うことができます。
料金については下記をご覧ください。
入場料金と乗り物券(2022年7月現在)
入場料金: 7ユーロ(大人・子ども同料金)
※3歳未満は無料
乗り物券15枚束:45ユーロ
乗り物一日乗り放題パス(入場料込み): 40ユーロ(7日以上前に日付指定で事前予約の場合は35ユーロ)
家族4人セットだと、120ユーロ(指定日105ユーロ)になり一人分お得!
乗り放題パスの方が圧倒的にお得だね。
家族連れの方もカップル旅行の方も、ぜひ癒しの森の遊園地へ足を運んでみてはいかがですか?
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