忙しすぎた子育ても、ほんのちょっと落ち着いてきたとき。ふと、「自分のスキルアップに時間を使いたい…」と思う主婦の方も多いのではないでしょうか。
そんなときにおすすめになるのが、英語の独学です。参考書さえあれば、いつでもどこでも学習を進めることが可能になります。
今回は、「勉強にブランクあり…」の主婦の方でも気軽に取り組める英語独学について、おすすめの参考書を解説していきたいと思います。
英語を独学で学ぶ効率的な方法
英語を独学で学ぶには、参考書やCDで学ぶという方法が最も効率的になります。
最近は、英語を独学で学ぶ方法として、スマホアプリや動画などが人気になっています。
しかし、無料のスマホアプリや動画などは体系的な構成ではなく、初歩的な段階から順を追って勉強することに適していません。さらに、有料のものは月々の料金は低価格でも、長く学習を続けているとコストがかさんでしまいます。
その点、参考書やCDでの学習は、一度購入してしまえば追加の料金はかかりません。さらに、「英検〇級に合格したい」「TOEICで〇点をとりたい」など、目指す目標を達成できるように体系的なカリキュラムが組まれています。
独学に最適な参考書の選び方のポイント
独学で英語学習を成功させるための参考書選びには、抑えておくべきポイントがあります。
「文法」や「単語」、「資格取得」などの目的別に、まずは1冊ずつ準備するようにしましょう。
独学でやりがちなことが、何冊もの参考書を購入してしまうことです。書店やネットで探しているうちに、あれもこれも必要な気がしてきて、何冊も購入してしまうことになります。
しかし、量が多すぎて、結局はどの参考書も中途半端で終わってしまうのです。
まずは、1冊購入して完全に中身をマスターするようにします。それから、次のレベルの参考書に進むことがポイントです。
文法と単語はフレーズで覚えよう
文法や単語は、英語の基礎になります。しっかりと暗記することで、英語の能力はアップしていきます。
学生時代には、「第1文型:S+V」「第2文型:S+V+C」…、などと学習したかと思います。しかし、「Sが主語で…」などと学習することは楽しくありません。しかも、ただ丸暗記してもすぐに忘れてしまいます。
そんなときに効果的なテクニックが、フレーズで覚えることです。
わかり易く簡単な英文のフレーズを丸暗記することで、文法の学習になります。さらに、たくさんのフレーズを覚えることで、使用している単語も暗記することが可能です。
文法の学習は決めた1冊を繰り返そう
英語を学習する目的は人それぞれだと思います。しかし、英文法はどんな英語を学習する上でも、重要なポイントになってきます。
まずは、中学レベルの英文法の参考書を何度も繰り返し、中身を完璧にマスターしてしまいましょう。
そのためにおすすめの参考書は、こちらの2冊になります。
この参考書1冊に、中学の3年間に学習するすべての文法項目がギュッと詰まっています。可愛いフルカラーのイラストも、勉強のモチベーションを向上させてくれるのです。
練習問題がたくさん載っているので、解いているうちに、英語で文を組み立てる力が自然に身に着きます。
英語の学習をいちから始めたい方にぴったりの参考書です。中1で学習する範囲をベースに、中学で学習する初歩的な英文法をマンガでおさらいできます。
小学生のお子さまのいるご家庭ならば、1冊購入すると親子で一緒に英語の学習を進めることも可能です。
単語の暗記は効率よく楽しんで行いましょう
英語の力を飛躍的に伸ばすためには、単語をしっかりと身に着けることが重要になってきます。
単語の暗記方法には「ひたすら書いて覚える」がありますが、時間を効率的に使いたい主婦の人には向いていない方法です。
貴重な時間を使っての学習ですから、効率よく、かつ、楽しく行いたいものですよね。
そんな希望を叶えてくれる、英単語学習におすすめの参考書は、こちらの2冊になります。
英単語を単体としてではなく、意味のかたまりであるフレーズで暗記できるので、印象に残りやすく忘れにくくなります。
また、CDが付いているので、家事や移動中の時間も有効活用することが可能です。
「TOEIC」は、英検とは違って合不合で判定されるのではなく、成績がスコア化されることが特徴です。
この単語集には、TOEICによく出る3000語が収録されています。シンプルな例文で覚えることができるので、繰り返し学習することで、3000語を無理なく覚えていくことができます。
会話力の向上はリスニング力から
英会話をする際には、リスニング力が重要になります。「話すこと」と「聞くこと」は反対であるように思われがちですが、正確に聞き取る力がなければ、正確に発音することはできません。
リスニング学習におすすめの参考書は、こちらの2冊になります。
くもんの中学基礎がため100%中学英語 リスニング編 入門―学習指導要領対応
この参考書は中学1年生で学習する英語が範囲になっていて、CDを聞きながら問題を解いていくドリル式の構成になっています。
簡単な単語を使った会話文が中心なので、英語が苦手な方や学習した内容を忘れてしまっている方でも、抵抗感なく進めていくことができます。
TOEICリスニング満点コーチが教える 3ヶ月で英語耳を作るシャドーイング 改訂版
シャドーイングとは、英語の音声を聞いたすぐ後に、その英語を復唱するトレーニング方法のことです。
音源はCDではなく、QRコードからのダウンロードになっています。スマホに入れて持ち運びができるので、家事を行いながらや入浴中にも学習することができて便利ですよね。
辞書を買うタイミングはレベルで異なる
独学で挫折しないためには、辞書を引かなくても使える参考書を選ぶことも重要になります。
それでも、ビジネスや趣味で専門的な用語の意味が知りたいときには、辞書が必要になることもあります。
また、リビングなどの家族の共用スペースに辞書を置いておくことで、お子さんが辞書を引く習慣をつけられる効果も期待できます。
用途別でおすすめの辞書は、次の2冊になります。
みんな大好き「ドラえもん」がキャラクターとして使用されている、小学生向けの英和辞典です。
ドラえもんのイラストが多数挿入されていて、フリガナまでついているので、小学生以下のお子さまがいる方には一緒に使うのにピッタリです。付録のCDを繰り返し聞くことで、リスニングの学習にも効果を発揮します。
各種検定やビジネスで使用する10万4000項目が収録されています。時代に合わせて、インターネットに関連した単語や表現が出ている点もポイントが高くなります。
文法や語源などについても詳しく解説されて、解説コラムも充実しているので、読み物として楽しむこともできます。
英語を独学のまとめ
勉強に専念できた学生時代とは違って、仕事や家事を行いながらの独学には、以前とは違った悩みも多いことでしょう。
思うように学習の時間が取れなかったり、成果や結果を得られなかったりすることも多くなります。
しかし、諦めずに毎日コツコツと学習することが、成功への一番の近道です。目標に向かって継続することができれば、独学でも英語の習得は可能です。最も、1ヶ月くらい続けて勉強できたらもう初級ではなくなりますので、本で勉強するだけでなく英語を使ったコミュニケーションにトライするなど、次なる目標ができている事でしょうね。
まずは近い未来に新しく出来るようになる事を想像しながら、参考書選びを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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